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香港ドル円のレートがぶっ飛んだので為替のお話【ペッグ制など】

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香港ドル円が逝ったぁぁぁ

先週末のイギリス国民投票の結果を受け、ユーロ・米ドルがむちゃくそになってパニックのように円が買われた結果、一時期1ドル99円まで突入した。

と、同時に、米ドルとのペッグ制を採用している香港ドル円のレートも急激に円高になった。

私は幸い、今は株式投資やFXには触れておらず、阿鼻叫喚の為替相場を高みの見物していたのだが、海外在住者は対円レートの上下で生活が一気に変わってくる事を思い出した。

と言う事で、今回は香港ドルについて色々と紐といてみる。

 

 

香港ドルは米ドルとのペッグ制

香港ドルは米ドルとのペッグ制です。

ペッグ制って何?と聞かれたら「米ドルと同じ動きするんだよ」というアホみたいな回答しか出来なかったので、ちゃんと調べてみました。

 

ペッグ制の始まりは1983年「ブラックサタデー」

1983年9月24日、ブラックサタデーと呼ばれる金融危機が起こる。変動相場制を採用していた香港ドルが売りに売られ、対ドル9.6HKDという超円安が進行。

背景としては英国と中国間で前年より行われていた香港返還交渉の過程で、1997年に租借期限を迎える新界のみならず、香港島と九龍半島を含む香港全域の主権が中国に返還される可能性が高まった。これにより香港の先行きに対する失望感が広がり、アホみたいに香港ドルが売られた。

この混乱を収める為に香港政府は1983年10月17日に 1米ドル=7.8香港ドルに固定する事にした。これがドルペッグ制の始まり。
現在は2005年5月18日から目標相場圏制度が導入されたことにより、1US$=7.75〜7.85HKD間で変動している。

 

カレンシーボード制って何?

香港ドルの米ドルペッグは、カレンシーボード制が採用されている。

これは、国内に流通する自国通貨に見合っただけのドルを中央銀行が保有するという制度の事。カレンシーボード制を採用する事で、香港ドルは100%、中央銀行の保有するドルにバックアップされる。これにより為替レートを固定するという政策信頼性が付与される。

香港の場合香港上海銀行(HSBC)、スタンダードチャータード銀行、中国銀行 (香港)の3行が香港ドルを発券する際に、相応の額の米ドルを預託する必要があります。

平たく言うと、香港ドルを発行する為には同額の米ドルを香港政府が持っていないといけないから、むやみやたらに香港ドルを発行する事は出来ないよ。ってこと。カレンシーボード制の採用により、より安定した米ドルとのペッグを維持できる。

 

ドルペッグ制のデメリット

ドルとの連動により安定性がもたらされる香港ドルでは有るが、当然デメリットもある。

大きなデメリットとしては、利上げ、利下げの政策もペッグ先のアメリカに合わせる必要があるという事。米国と香港の間で政策金利に乖離があれば、当然一方の通過へ資金が流れてしまう。

例えば、米国が利上げして香港が金利据え置きした場合、香港ドル→米ドルへ資金が流れて香港ドルが売られてしまう結果となり、固定相場維持に負担がかかる。逆も然り。

当然、アメリカと香港の実際の景気はリンクしているわけではないので、香港が自国で政策金利のイニシアティブを持てないという事はデメリットになる。

余談ですが、今後中国の経済不安から将来的に香港ドルと米ドルのペッグ制が崩れるのでは?と予想されている方もいるようです。
(香港ドルのペッグ制が崩れるかもしれないという観測)

 

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さて。本題に入ろう。

ドル円が円高=香港ドルも円高

つまりこれ。ペッグ制のおかげで、今香港ドル円のレートがものすごい円高に振れている。
冒頭のチャートを見て頂ければ分かると思うが、去年の今頃は1HKD=16円くらいだったのに今では1HKD=13円だ。 やべぇよ。

去年の今頃は【ランチが60HKD=960円!!高すぎアホか!】って言ってたのに今では780円だ。お手ごろ感が凄い。
じゃあ、なんでぶつぶつ言ってるのかって?

給料が100%香港ドルなんです・・・日本円換算の給料が激減しているんです。
例えば、月の給料が20,000HKDだったとしたら、昨年の今頃は月給320,000円だったのに今では260,000円。。。
自分の給料が為替の影響で日本円換算18%も下がるという・・・

なんだかんだ日本円で支払うサービスも多いから、結構痛いんです。

 

 

円高香港ドル安で困る事

香港ドルの貯金額の目減り

私は、100%香港ドルでお給料を貰っている。だから、為替が動こうとも特に給料や生活自体に大きな影響はない。しかし、日本へ帰った時の為の貯金額の円換算の目減りが莫大な事になっている。

去年のレートなら10,000HKDためれば16万円になったのに今では13万にしかならない。アホか。
お金貯める気無くすよ・・・

今年帰任される駐在員の方とかは、このタイミングで香港ドルの貯金を日本円に替えたら大損ですね。
多分、しばらく香港の銀行口座に寝かせておくのだろうと思いますが、今後円安になる保証が全くないから怖い。

 

一時帰国の時に買い物しにくい

日本に帰った時に香港のクレジットカードで買い物したら、香港ドル安のせいで凄いもったいない。
日本円で買い物する時は日本のクレジットカードで買い物をしたほうが良さそうだ。

 

 

旅行者には良いレート

香港在住者には非常に厳しい香港ドル安・円高ですが、反面、香港にこれから旅行に来られる人たちにとってはだいぶ美味しい状況だろう。

去年は10,000円が625HKDくらいにしかならなかったのに、今なら760HKDくらいになる。飲食費が高額な香港だけど、今ならリッチなご飯も食べやすい!

皆様この機会に是非是非香港に遊びに来てみては?今の香港は暑いし人多いし死にそうだけど、エネルギッシュな人々のオーラを味わえますよ!

おいでやす香港!

 

 

まとめ

結局、為替レートなんて色々な状況で上下するから先読みもできないし、円高円安それぞれにメリット・デメリットがある。

個人的には、今のうちに香港ドルをコツコツためて、日本に帰任する時に1HKD=20円くらいになっている事を祈るばかりで御座います・・・

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