モフおin香港

香港在住のやさぐれ駐在員、香港生活・便利情報・猫情報などゆる~く書いてます。

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香港の上昇志向と劣等感の狭間で

   

香港の人達は、非常に向上心があるというか、とにかく自分の就職した会社を【通過点】として見ているフシがある。
その仕事での経験とキャリアを積み、より良い待遇の仕事が決まればあっさり辞めて転職していく。

仕事をしている時も、こっそり資格の勉強をしている人もいれば定時であがって資格のスクールに通う人もいる。
とにかく、向上心が強いな~と感心していた。これは、ゴリッゴリな日本企業に勤めてる私の主観であり、日本で働くサラリーマンたちの方が世界的に見れば異常かもしれない。日本企業で「良い会社見つけたんで転職します!」といえば【愛社精神は無いのか!】とか【この会社で育ててもらった恩を仇で返すのか!】と声を荒げるような上司は未だにたくさんいるだろう。

 

香港人の向上心の高さと香港という環境の関係

日本の昭和時代の様な「一億総中流」とは真逆で、香港は格差がはっきりしていて、そして金持ち達との距離が近い。
その為、「がんばればあんな暮らしが出来る」というちょうどいいレベルの理想のゴールがそこら辺にたくさんある気がする。

香港の富裕層の多さ

香港は10人に1人は富裕層というデータもある。具体的に富裕層としてカウントされているのは個人資産が100万USD以上の人たち。ちなみに日本での富裕層は、20人~30人に1人と言われており、香港は日本の3倍近く富裕層の比率が高い。

日常的に金持ちのリッチな生活を見せつけられる頻度が高いのだ。

 

金さえ払えば良いサービス

旧イギリス領の名残かは知らないけど、香港では階級的にサービスが区別されている事が多い気がする。銀行なんかもプレミアと一般クラスが預金額によって区別されて受けれるサービスの水準が変わってくるし、マカオ行きのフェリーだってプレミアと一般があり、値段が倍くらい違う。(ちなみにもっと金払えばヘリで行ける)とにかく、【金を持っていればいいサービスが受けられるよ】って言う事を日常的にものすごく見せつけられるわけ。
金持ち達が悠然といいサービスを受けているのを日常的にみていると、劣等感を抱くという事に最近気づいた。

 

絶妙な小金持ち

不動産を持っていて山の上に住んでいるような超大金持ちは存在が違いすぎるから気にならない。

しかし、外資系金融に勤めるエグゼクティブやらなんやら、ランカイフォンで週末ウェイウェイしている欧米人系駐在員みたいなプチリッチな人達は非常に気になる。
高い給料を貰ってミッドレベルの綺麗なマンションに暮らす。運が良ければ運転手つきの外車。悠々自適な香港島ライフ・・・・みたいに、良い会社に勤めていい給料を貰えばこんな暮らしが出来る!というのが非常に分かりやすい気がする。

 

劣等感がヤバイ

さて、今回この記事を書くに至ったのは、【私自身が、猛烈な劣等感に日々さいなまれている】から。
おそらく、香港の小金持ちたちの暮らしと、香港人から感じる、上昇志向の熱にあてられてしまったのだろう。
ちくしょう。悔しい。もっと金が欲しい。もっといい暮らしがしたい。今の仕事でいいのか?

日本に住んでいた時は特に何も気にしていなかった。日本で普通に会社勤めしていれば、世のほとんどの人たちは毎日必死で会社で働いて、35年ローンで家を買い、車を買い、必死こいて返済しているのが普通だと思っているから、自分の収入や働いている会社について劣等感を抱く機会なんてほとんどなかった。

 

駐在員という狭い枠内の格差

それぞれの会社ごとの駐在員に対する格差は恐ろしく違う。もちろん、本人の役職や年齢もあるだろうが、比べ出したらキリが無いのだ。住むマンション・危険手当・語学勉強の手当て・子供の教育費・配偶者手当・一時帰任手当・・・・傍からみたらくだらない小さな格差で、劣等感を抱く。「なぜうちの会社とあの会社はこんなに待遇が違うのか」と。

これについては、駐在員の奥さん(駐妻)のほうが他の家庭と比較して落ち込む事が多いかもしれない。事実、旦那の役職やらマンションの階の高さで生じるヒエラルキーもあるし。(しょーもな!)

 

駐在員としての自分の価値

たまたま、社内で選ばれて海外で働いている身分としては、正直言って今貰っている給料だって身分不相応かもしれないのだ。自分の価値はいくらなのか?適正給料はいくらなんだ?このまま駐在を終えて日本に戻った時に役に立つ人材になっているのか?とか色々悩む。

きっと、日本にいる時よりも自分と比較する対象の人たちが優れている人が多いからかもしれない。収入においても、仕事においても。同じ会社の同僚は少ないから、外の人たちと自分を嫌でも比べる事になる。

駐在員で鬱になる人は同じような事で悩んでこじらせてしまった人もいるかもしれませんね。

 

まとめ

劣等感をバネに、香港人に負けないような向上心を持ち、高みを目指す!
やさぐれている場合じゃない。英語を身につけ、スキルを身につけ、香港人みたいに高い給料を目指すのだ!

気づきの機会を与えてくれて有難う香港!

と、自分を鼓舞しましたが、【会社への恩】という呪縛に縛られて気が引ける飼い犬根性が染みついた私。
まずはひとつひとつ・・・・虎視眈々とね・・・・

 - やさぐれ駐在員のつぶやき