モフおin香港

香港在住のやさぐれ駐在員、香港生活・便利情報・猫情報などゆる~く書いてます。

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香港で働きたい人へ伝えたい、海外で働くという事

      2016/07/04

香港で働く為にはどうしたらいいですか!?

つい先日、上記の様なお問い合わせを当ブログに頂いたが、具体的にきちんとお答えする事が出来なかった。
自分の体験と、人から聞いた話、調べた事で以下にまとめて書いて行きたいと思ういます。個人的な意見も多く、偏った情報になると思いますが、そこは個性という事でご了承を。。

香港で働く雇用形態について

香港で働く!といっても、雇用形態はさまざま。大きく分けて【駐在員】【現地採用】【起業】が挙げられる。今回は駐在と現地採用のメリットデメリットを書いていこうと思います。

 

 

 

その前に、就労ビザの話

香港で日本人が働く為には就労ビザを取らないと働けない。

各国によって就労ビザの条件はまちまちだが、香港は近年就労ビザの審査基準が厳格化している傾向にある。香港イミグレーションが提示するGEP(General Employment Policy ) によると・・・

  • 入国拒否、犯罪歴の無い者
  • 良好な教育背景を持つ者(学歴・経験の事)
  • 空席のポストが確実にある事
  • 香港人ではできない業務を担当する事
  • 香港で標準的な水準を満たす報酬が確定している事

学歴・経験について

特に就労ビザ審査基準で引っ掛かってくるのはこの学歴と職務経験の欄。

学歴は大卒が基本。
大卒で、業務経験5年以上を求められる。また、もちろん今まで行ってきた仕事と全く関係ない職に就こうとすると審査が通りにくい。

高卒・専門卒の場合は業務経験10年以上を求められる。

以前は、業務経験が短めでもビザ申請が通ったらしいが、近年イミグレにて基準の厳格化が図られているようなので、基本は上記の学歴・業務経験の条件を満たしていないと就労ビザ取得は難しい。

ただし、かなりの専門分野(プロフェッショナル職)等の場合は例外ももちろんある。
とはいえ、今香港で働くと言う事はそれなりの業務経験を求められる為難易度は比較的高いと思う。
(日テレの幸せボンビーガールでタイで就職し、悠々自適な海外ライフを送る27歳女子の話があって、今後海外就職を希望する若者は増えると思われる。)

 

駐在員として香港で働く

日系企業、外資系企業を問わず、【会社の命令により香港で働く】という事。当然、自分の意思で香港に行く人は少ない。会社の命令次第。

 

メリット

野たれ死ぬ事は無い

海外駐在員の一番のメリットは、住宅手当がきちんと出て、ほぼ負担なしで住む事が出来ると言う事。ある程度の会社なら、日本で働く同僚よりはいい給料と手当を貰う事が出来る。昭和の時代の様に駐在員=セレブみたいな事は今は無いと思うけど、少なくとも食っていけないような給料ではない。また、香港は特に住宅の家賃が高いので家賃負担は大変ありがたい。

私自身、築40年くらいの日本なら家賃月5万円程度の狭いボロマンションに住んでいるが、日本で貰ってた給料よりも家賃が高い。アホかと。

 

デメリット

自分の意思で海外に行くわけではない

日本の企業に勤めている人はご存じだと思うけど、転勤辞令は突然だ。

~香港赴任1カ月前~

ボス 「おい、香港行け」
僕  「はいっ!かしこまりました!」

~以上~

私自身、海外で働きたい!なんて言った事ないし、英語が喋れるわけでもないのに香港に飛んできた。そして、どんなに香港で働く事が好きになっても、会社のタイミングで日本に戻されたり別の国に唐突に飛ばされる。そこに私の意思は関係ないのだ。逆に、海外で働きたい!!とさんざんアピールして英語力があったとしても、選ばれる保証はないし何年後になるか分からない。

 

海外赴任が多い職種

一般的に言えば、商社、流通、製造系の職種、外食産業もグローバル進出しているから香港で働くチャンスはある。とはいえ、駐在員を1人置くだけでコストが非常にかかる為、駐在員の割合は非常に少ない。現地スタッフ20人~30人に対して駐在日本人1人くらいの割合だろうか。(これは業種や会社によっても全然違うと思うけど)

 

 

現地採用で香港で働く

現地採用現地採用と当ブログでも何度も言っていますが、厳密に言うと現地採用も数パターンに分かれる。

日系企業の香港支社で働く

これが一番イメージしやすいと思いますが、私が働いているような日系企業の香港ブランチに現地採用で働くと言う事。香港で就職する。という意味では一番敷居が低いかもしれない。当然、給料水準は現地スタッフと同等な為、駐在員と現地採用の日本人では給与格差がでる。住宅手当もつかない場合が多い。

メリット
・駐在員の様に日本の本社からとやかくゴチャゴチャ言われる事はほぼ無い。
・英語力がある程度あれば何とか働ける。(ビジネスは英語、社内は英語と日本語半々)
・香港採用の為、香港で仕事を続けられる。

デメリット
・駐在員との給与格差
・会社のボスは駐在員のパターンが多い。偉くなれる上限が見えている。
・会社によっては、コキ使われる。(駐在員の世話やら、現地スタッフに駐在が直接言いにくい事を言わされたり)
・日系企業の為、日本体質で仕事(サービス残業、有給取れない など)

上記の事は、一部日系企業の現地採用の方の意見なので、全てではないと思う。とはいえ、海外で働いている割には自由度が少ないと漏らす人が多い気がします。

 

香港企業、外資企業の香港支社で働く

香港の企業や欧米の企業の香港ブランチで働く。もちろん企業によっては待遇もピンキリではあるけれど、【これぞ海外就職!】という感じがしますね。給料面でも、自分のスキル次第だと思いますが日系企業で働くより給料が多い傾向。特に金融系・広告系などは給料が良い。

なによりも日本のしがらみを捨てて、自由に香港で仕事をする事が出来るのがメリット

 

日本人向けのサービス業に就く

香港で発行されているフリーペーパーにもよく募集が載っていますが、具体的には日本人向けの語学学校など。
英語と日本語両方喋れる人間が重宝される。ただ、日本に住んでいる人が応募するのは敷居が高いかもしれない。というのはそこまで給料が良くなかったり、香港でしか求人を出していない会社が多いから。何らかの理由ですでに香港居住者になっている人が職を探す場合などに候補に挙がる。

 

 

月給がいくらくらいあれば香港で食っていけるのか?

現地採用で働く場合、つまり家賃手当が無い場合は、月給いくらなら普通に苦労せず暮らしていけるのだろうか?
独身の人、つまり1人暮らしの場合の生活費をざっと書いていく。

1カ月当たりかかる生活費

家賃:6,000HKD~10,000HKD
光熱費:500HKD
通信費:500~800HKD (スマホ+家のWiFi)
食費:5,000HKD(ローカル飯中心)

これだけで12,000HKD~16,000HKD
実際には服も買わないといけないし、交通費もあるし日本食を食べたいときだってある。
重要な事は家賃をいかに抑えるか?になるけれど、新界地区の北の方に行けばもっと安いかもしれない。

また、自分で医療保険に入らないと病院や歯医者に行った時に100%負担になるので注意。(ローカル歯医者や公立病院は安いですが。)

 

一般的な香港の給料

一般的な香港での大卒初任給の中央値は10,000HKD~15,000HKDと言われています。(すいません、明確なデータ見つかりませんでした。)
Managerクラスで20,000HKD~30,000HKDを越えてくると思います。もちろん金融系や外資系はもっと給料いいと思いますが。そこらへんの募集でよく見るのは外食チェーンの社員で月15,000HKD,マックの社員で月10,000HKDくらい。

1人暮らしでゼロから香港で自立して生活するには、15,000HKD~20,000HKDくらいは給料が欲しい所ですね。
転職サイト等を見る限り、経理のスキルがあったり、日本語英語中国語が喋れる人は20,000HKD~40,000HKDの募集もあります。また、日本語教師などの需要もまだある為、語学に強い人は教える系の職種は比較的早く見つかるのではないかと思います。

 

 

日本にいながら、香港での就職求人を探す方法

一番簡単なのは就職サイトや転職サイトでチェックするのがいいと思います。海外就職に強い所だと、リクルートエージェントなどが比較的給料の良い求人が多い。もちろんそれなりの業務経験などを求められるのだが。

リクルートエージェントは私も一時期利用しましたが、専属のリクルーターがつくので相談しやすいです。また、面接の練習してくれたり履歴書のダメ出しされたりと熱意を持って対応してくれました。英語履歴書作成や英語面接対応もしてくれたりセミナーを開催したりと、最近は海外案件も力を入れているようです。

他には、現地の求人サイトでカモメアジアやパソナアジアなども求人は載っています。これらの現地求人サイトは登録なしで求人が見れるので、情報収集にはおススメです。ただし求人件数は少ない。

最終的には、リクルートエージェントやJACリクルートメント等の海外求人に強いエージェントサイトに登録して自分のキャリアにマッチする香港求人が無いか調べてもらうのが確実かと思います。

海外求人に強い転職エージェント

リクルートエージェント

JAC Recruitment

 

香港求人に強い転職サイト

香港Works

NAC KINGSWAY

カモメアジア転職

…etc

 

 

私の思う、海外で働くという事

駐在員という、自分の意思に関わらず海外で働いている立場からしても、海外で働く事は非常にいい経験になると思う。視野を広げる事、コミュニケーション能力を養う事、語学学習のモチベーションを上げる事など。

香港に来てから、自分のキャリアやスキルについて真面目に考えるようになったと私自身も感じます。そういう意味では、海外で働くという貴重な経験の機会を与えてくれた会社に、感謝を忘れてはならないと思う。

一方、仕事としては【どこで働こうと仕事は仕事】だと思う。海外で働いたからと言って劇的に楽しいわけではないし、会社から要求された事以上の結果を出さなければ給料は増えない。駐在員は、自分の貰えるべき給料よりも多めに給料を貰う分、結果を出すことに対するプレッシャーがかかる。

もちろん、駐在員の給料には住む場所の自由を奪われている我慢料も含まれていると思うが。

 

 

まとめ

海外で働きたいと思っている方は【なんで海外で働きたいのか】を考えて仕事を選べばいいと思います。お金のためなのか、その国が好きなのか、日本にいたくないのか、でかい人間になりたいのか・・・・

お金やキャリアの為なら日本でバリバリ働いて駐在員になるか、外資系で働いてみればいいと思います。
香港が好きで、香港で暮らせればいい!という人はまず現地に来てから仕事を見つければいい。
なんとなく海外で一度働いてみたいならワーキングホリデーで1年体験してみる選択肢もあります。

ちなみに私が香港にいる理由は、120%金を稼ぐ為です。
とはいえ、香港はどんどん好きになっているし、これからどんどん現地の人たちと繋がりが出来たタイミングで【帰任辞令】がでる事を考えると、少し寂しいですね。

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